アメリカ

ミステリドラマ史に残る大スター

刑事コロンボ

「倒叙もの」と呼ばれるミステリの形式がある。まず犯人側の視点から事件を描き、後から登場する探偵役がそれを如何に暴くかを見せる、というのが基本スタイルで、この「倒叙もの」の代表と呼べるのが〈刑事コロンボ〉だ。〈刑事コロンボ〉はこの倒叙形式を最大に利用し@犯人役に豪華キャストを配するA見た目は冴えないが実は切れ者というキャラクターを創造する、という2点を工夫することで大ヒットドラマとなった。どのエピソードも傑作揃いだが、ひとつ挙げるならば第6話「二枚のドガの絵」だろう。鮮やかな幕切れが何とも素晴らしいエピソードだ。

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