1982年の登場以来、愛され続けるV・I・ウォーショースキー(愛称はヴィク)。女性作家による女性私立探偵の代表格である彼女は巨大な組織の圧力に屈さないタフさを持つ一方、家族や友人など近しい人間を守ろうとする優しさも持ち合わせている。この強さと誠実さが30年以上もみんなの“愛すべきヴィク”である理由なのだろう。