

こちらでは「本を贈りたいけど、どのような本を選べば良いのか…」とお悩みの方にぴったりの
『ギフトブック・カタログ』をご紹介いたします。なお、『ギフトブック・カタログ』の販売に併せて豪華景品が抽選で当たるキャンペーンも開催
興味のある方は、ぜひチェックしてみてください。⇒ギフトブック・キャンペーンページへ(外部サイトへ移ります)
-
Yasushi Akimoto
秋元 康
作詞家
高校時代から放送作家として数々の番組構成を手掛ける 。
1983年以降、作詞家としてヒット曲多数。
ドラマ・映画・CMやゲームの企画など幅広いジャンルで活躍。
東京藝術大学客員教授。-
パトリシア・ハイスミス
河出書房新社
雑誌の編集者である友人に薦められた小説。 その時に「ミステリーとサスペンスの違い」について教えてもらった。 謎があるのがミステリーで、謎はなくてもハラハラ、ドキドキするのがサスペンスだと。 この小説は、その両方を持っていると・・・
-
アンドレイクリコフ 沼野恭子訳
新潮社
本屋で知り合いと待ち合わせをしていた時に、偶然、手に取った小説。恋人に去られた孤独な主人公が、ペンギンと暮らしているという設定と、生活のために新聞の死亡記事を書く仕事を始めるというプロローグに惹かれた。その夜、読み始めたら止まらくなってしまったことを覚えている。
-
Takashi Atoda
阿刀田 高
作家
1935年東京生まれ。1978年「冷蔵庫より愛をこめて」でデビュー。
「来訪者」「ナポレオン狂」「新トロイア物語」他著書多数。
2007年から2011年まで日本ペンクラブ会長、2018年文化功労者。-
新村出編
岩波書店
家庭にあれば、たとえば「親父はこれを 見ているのか」と存在だけで家庭教育のたしになる。長く辞書文化を支えた出版者に対する応援であり、よい辞書編集事業の保持・継続への応援となる。もちろんだれでも使える実用性は言うまでもない。
-
Koji Ishizaka
石坂 浩二
俳優
慶應義塾大学在学中の1962年に『七人の刑事』でデビュー、テレビドラマ、市川崑監督作品など映画に多数出演。作家、司会者、クイズ番組の解答者としても活躍。
-
Michifumi Isoda
磯田 道史
歴史家
1970年岡山市生まれ。慶應義塾大学大学院修了。
国際日本文化研究センター准教授。
『武士の家計簿』『天災から日本史を読みなおす』など著書多数。-
加古里子
福音館書店
人が生きるうえで宇宙観はすべての基本になる。子どものころ、宇宙の大きさと姿が知りたくて、この本を手に取った。どうやって人間が宇宙を知っていったか。望遠鏡の歴史まであって感動した。
-
Hiroshi Urakami
浦上 博史
ハウス食品グループ本社株式会社 代表取締役社長
1965年兵庫県生まれ。慶應義塾大学理工学部卒。
住友銀行に入行後、1997年ハウス食品に入社。2009年より現職。-
チャールズ・A・オライリー/マイケル・L・タッシュマン
東洋経済新報社
「既存事業の強化」と「新規事業の探索」。企業にとって、この2つはマネジメント手法も評価基準も180度異なり、両方を上手くこなすのは極めて難しい。本書は、このジレンマにフォーカスを当てて読者に処方箋を与えてくれる。国内外企業の豊富なケース(事例集)も魅力。
-
アンジェラ・ダックワース
ダイヤモンド社
「胆力」と云えば東洋思想的なニュアンスを持ち、儒教的には人生を通して「道を行う」ことにより鍛えるものだが、米国人女性の著者はこの素養を“GRIT”と表現し、科学的・論理的に分析した養成法をノウハウ本のようにまとめている。洋の東西で異なる視点も面白い。
-
父が娘に語る美しく、深く、壮大で、 とんでもなくわかりやすい経済の話。
ヤニス・バルファキス
ダイヤモンド社
著者はギリシャが経済危機にあった当時に財務大臣を務め、EUに大幅な債務の帳消しを求めた人物だが、娘に「パパ、どうして世の中には格差があるの?」と質問され本書の執筆を思い立つ。豊富な例話・寓話で現在のみならず将来のテーマにも言及。このタイトルは伊達ではない。
-
Shizuka Oishi
大石 静
脚本家
東京生まれ。
1986年にデビュー以来、「ふたりっ子」「セカンドバージン」「家売るオンナ」「大恋愛」など多数のテレビドラマの脚本を執筆。
-
Tomoyuki Otsuka
大塚 朝之
猿田彦珈琲株式会社 代表取締役
高品質コーヒーを気軽に沢山の人に届けたいと、 コーヒー屋を開くことを決意。2011年恵比寿に猿田彦珈琲を開店。
-
宮崎駿
徳間書店
二十歳頃にプレゼントで頂き、そのストーリーの凄み、面白さは映画以上に魂を揺さぶられた。自分の子どもが大人になろうとしている時に贈り、この漫画からモノづくりの感動を学んでもらえたらいいなと思う。
-
又吉直樹
KADOKAWA
そこで暮らしていることが当たり前過ぎて、言葉にするほどでもない日々の感情と、どこかに忘れてしまった街の情景をゆるく思い出した。何を語るわけでもなく一緒にいるだけで楽しかった親友へ、タバコ一箱を添えて。
-
Kazushi Ono
大野 和士
指揮者
東京生まれ。新国立劇場オペラ部門芸術監督。東京都交響楽団音楽監督。カタルーニャ国立バルセロナ交響楽団音楽監督。東京フィルハーモニー交響楽団桂冠指揮者。
-
ユヴァル・ノア・ハラリ 柴田裕之訳
河出書房
フランスの友人が年老いた父親の誕生日にこの本をプレゼントしたと聞いて、興味を持って手に取った。ヴァラエティに富んだ視点から壮大なスケールで人類の歴史が語られるが、そこには作者の深い人間愛、慈愛が根底を貫いている。この本を読もうとする全ての人たちと今こそ手を取り合いたいと思います。
-
ベルンハルト・シュリンク 松永美穂訳
新潮社
第2次世界大戦前後のドイツを舞台にした、年齢の離れた二人の男女の純愛と深い悲しみに包まれる終末。大きな時代の流れに飲み込まれていったその人の罪とは何か。前半と後半のあまりに意外な展開にグラグラと心が揺さぶられるでしょう。歴史のうねりの中で生きる一人一人に想いを馳せる方に捧げます。
-
Yuko Okazaki
岡崎 裕子
陶芸家
1976年東京都生まれ。
茨城県笠間市の陶芸家・森田榮一氏のもとで修行の後、 笠間市窯業指導所釉薬科・石膏科修了。2007年神奈川県横須賀市にて独立。-
安野光雅
福音館書店
精巧な絵に隠された小さなユーモアの数々を眺めていると、時空を超えた旅をしている気分になれる。幼児期から私がこの本と共に過ごした時間は計り知れない。ニューノーマル生活をしている全ての人に贈りたいシリーズ。
-
シェリル・サンドバーグほか
日経BP
私が、がん闘病中に親友に勧められて読んだ本。如何ともしがたい困難を受け入れる著者の経験に、当時とても支えられた。私と同世代になれば誰しも、何某かの生きづらさを抱えていると思う。そんな戦っている友人達へ。
-
Kikunosuke Onoe
尾上 菊之助
歌舞伎役者
七代目尾上菊五郎の長男。1996 年 5月五代目尾上菊之助を襲名。
2019 年新橋演舞場『風の谷のナウシカ』昼夜通し狂言を実現。
『西郷どん』(NHK)、『グランメゾン』(TBS 系)などにも出演。-
矢内賢二
白水社
高祖父五代目菊五郎が江戸から明治に変わる過渡期に色々な新作を作った話です。五代目の精神も受け継いでいきたいと思いから、新作を創る時には読み返しています。歌舞伎好きの方に手にとっていただきたい作品です。
-
Yoshino Kimura
木村 佳乃
俳優
ドラマ・映画・舞台など多方面で活躍中。
2021年大河ドラマ「青天を衝け」、映画「騙し絵の牙」などに出演予定。 -
Kengo Kuma
隈 研吾
建築家
1954 年生まれ。東京大学建築学科大学院修了。
1990年隈研吾建築都市設計事務所設立。東京大学特別教授。20 か国を超す国々で建築を設計し、国内外で様々な賞を受けている。-
岡倉覚三
岩波文庫
ニューヨークのコロンビア大学留学中に、この本の英文の原文を手にとりながら、わがアパートメントに仮にしつらえた茶室の中で、茶と未来の建築について議論しました。世界に、日本をどう説明するかの、参考になります。
-
Kundo Koyama
小山 薫堂
放送作家 脚本家
1964 年熊本県生まれ。
大学在籍中から斬新なテレビ番組を数多く企画。
映画「おくりびと」で第32 回日本アカデミー賞最優秀脚本賞受賞。
京都芸術大学副学長。「くまモン」の生みの親でもある。-
鷲田清一
KADOKAWA
人々が忘れてしまった「待つ」ということの価値がとても分かりやすく書かれています。これを読むと、これまでイライラの種であったはずの待つという行為がとても愛おしく思えてきます。
-
Shigeaki Saegusa
三枝 成彰
作曲家
1942年生まれ。
代表作にオペラ 「忠臣蔵」 、NHK 大河ドラマ「太平記」「花の乱」、「機動戦士ガンダム逆襲のシャア」など。-
ヒュー・マクドナルド 森内薫訳
春秋社
19世紀後半の欧州では、1日に3度届く郵便や鉄道網の整備により、人々は国境を超えて自由に往来し交流した。ベルリオーズ、シューマン、リスト、ワーグナー、ヴェルディ、ブラームスら、なじみ深い作曲家たちの交流も然り。産業革命のバブルが西洋音楽の隆盛をもたらしたのである。
-
エティエンヌ・ド・ラ・ボエシ 山上浩嗣訳
筑摩書房
16世紀フランスの若き裁判官が遺した論文。「悪い政治が成り立つのは、それを国民が進んで受け入れているからだ」との指摘は、五百年近く経ったいまでも、“同調圧力”に屈しがちな私たちの胸を突く。
-
Sisyu
紫舟
書家/アーティスト
日本の伝統文化である「書」を、絵、彫刻、メディアアートへと昇華させ、文字が内包する感情や理を引き出す。それは唯一無二の現代アートであり、日本の思想や文化を世界に発信している。
-
東田直樹
KADOKAWA
人との付き合いにすこし疲れた方へ 人は人を補うことができる 不完全なところは助けてもらいたい
助けたい 直らないところを 支えてほしい 支えになりたい違いを認め 分かり合えないことを 分かり合う 尊さを教えてくれます
-
松本大洋
小学館
家族にすこし疲れた方へ 産んでもらっただけで一生かけても 返せない 恩がある ましてや 健康に育ててくれたなら 愛してくれたなら かわいがってもらえたなら 何世かけても返せない 恩がある 人の心に寄りそう本です
-
Masahiko Shimada
島田 雅彦
小説家 法政大学国際文化学部教授
1961 年東京都生まれ。東京外国語大学ロシア語学科卒。
1983 年『 優しいサヨクのための嬉遊曲』でデビュー、『僕は模造人間』『彼岸先生』など著書多数。芥川賞選考委員。
-
Genshitsu Sen
千 玄室
裏千家前家元
大正12年生まれ。昭和39年千利休居士15代家元を継承。
平成14年嫡男に家元を譲座。一盌からピースフルネスをの理念を提唱し、各国を歴訪。外務省参与。文化勲章、レジオン・ドヌール勲章コマンドゥール(仏)等受章。-
紫式部 角田光代訳
河出書房新社
優れた文才をもって平安時代にこれだけの物語を創作したことは素晴らしい。
時代の文化を知るとともに、歌の遣り取りによって人と人との関係を結ぶという古き日本人の情の心持ちを感じ取り閉塞感のある今に活かして頂きたい。
-
サミュエル・ハンチントン 鈴木主税訳
集英社
中国から朝鮮半島を経て島国である日本で花開いた文化を、独自の日本文明として捉えている。文明というものは、それぞれの民族が築きあげた謂わば大きな城である。その城を守り次の世代へと引継いでいくものではあるが、時代に即した現実というものもある。
-
Kenchi Tachibana
橘 ケンチ
EXILE パフォーマー
LDH ASIA の一員として、アジアに向けたエンタテインメントの構築を担う。WEBサイト「たちばな書店 」をオープンし、本を通じて価値観を交換する場としてファンと交流。
-
小倉ヒラク
木楽舎
日本酒にハマって発酵に興味が湧き始めた頃に出会った本です。僕達が食べるもの、飲むものは微生物の活動によって出来上がっているものが実はとても多い。発酵のメカニズムを知ると人生はより豊かになるかもしれません。
-
京極夏彦
講談社
昨年、僕が主演で舞台化させていただいた作品。25 年前の作品にも関わらずいまだに色あせない名作です。妖しい世界観の中で繰り広げられる衝撃的な事件。どっぷり本に浸かりたい方におすすめです。
-
Makoto Tanijiri
谷尻 誠
建築家 ・起業家
1974年広島生まれ。
広島・東京を拠点とし、インテリアから住宅、 複合施設まで国内外合わせ多数のプロジェクトを手がける、SUPPOSE DESIGN OFFICE 代表取締役。 -
Yuko Tanemoto
種本 祐子
株式会社ヴィノスやまざき 取締役社長
静岡県生まれ。1987年、実家である山崎酒店に入社。
「お客様のために」をモットーに、フランスの無名産地よりリーズナブルで美味しいワインの直輸入を開始。全国に25店舗の直輸入型ワインショップを展開する。-
蛯原健介
講談社
シニアソムリエの資格を取得した時や、海外のワインの買付に行くために学んだワイン法。フランスを筆頭に、ヨーロッパではワインを農産物の一つとして、産地・品種・ 造り手まで規定する法律が整えられています。良い面もそうでない面もありますが、日本の農業にも大変参考になる本です。
-
林真理子
文藝春秋
本も小説も大好きですが、中でも大の林真理子ファン。『ルンルン買っておうちに帰ろう』から、ほぼ全ての著作を読んでいます。大衆文学のように見えながらも時流を読み、社会に厳しい一石を投じる著者の感性は、同じ時代を生きてきた者として共鳴することばかり。一冊に絞りきれず困りました。
-
Norihiko Dan
團 紀彦
建築家・都市計画家
1956年神奈川県生まれ。 東京大学工学部建築学科卒。
代表作に、 日月潭風景管理処 (2010年)、「コレド室町」(2010年)、台湾桃園国際空港第一ターミナル(2013年)。-
イタロ・カルヴィーノ 米川良夫訳
河出書房新社
マルコポーロの東方見聞録をもとにイタリア人のノーベル賞作家が架空の都市を記号論的な視点で記述した短編。視覚的世界がウェイトを占める現代でこれほどまでに視覚と空間感覚を刺激する文学は珍しい。
-
鳥越憲三郎
中央公論新社
序文だけでも面白い。著者は日本人のルーツ「倭族」が日本列島以外、特に中国南西部の雲南から閩越(びんえつ)にもいたことを古代中国の文献から立証する。縄文から弥生にかけての東アジア史にスポットを当てる名著。
-
Masamichi Toyama
遠山 正道
株式会社スマイルズ代表取締役社長
1962年東京生まれ。慶應義塾大学卒。
三菱商事に入社。2000年三菱商事初の社内ベンチャー企業「株式会社スマイルズ」を設立。「スープストックトーキョー」などを展開。-
森絵都
文藝春秋
10年以上前に、当時きっと中学生だった娘が読んでいたこれを読み号泣しながら感動した記憶はあるのだが、内容を忘れてしまった。どなたかにプレゼントして話しを教えてもらい、感動のフラッシュバックを期待したい。
-
細川亜衣
リトルモアブックス
私がスープ屋だからではない。美しき女性や丁寧な人、無垢な子に贈りたい。私もこういう人だと勘違いされたい。メロンのレシピなどにおどろく。ただ、メロンを撹拌するだけである。それで充分なのだと会得する。
-
Ikuyo Nakamichi
仲道 郁代
ピアニスト
日本音楽コンクール第1位、 ジュネーヴ国際音楽コンクール最高位、
ほか、国内外で多数の賞を受賞。-
出口治明
ダイヤモンド社
ベートーヴェンの音楽から聴こえてくる彼の哲学的概念。それが音になって私達の心を動かす、それがベートーヴェンの凄さ。彼は、人生をかけて、生きる意味、存在する意味、人間と偉大な何か(神)とのあり方を問い続けたのでしょう。哲学と宗教が歴史の中でどのように考えられてきたのか、その全容を網羅するすごい本。すごい本なのに読みやすい!
-
カリール・ジブラン 船井幸雄訳
成甲書房
原書を、中学生の頃住んでいたアメリカの家のお隣のおばさまから頂き、長いこと、繰り返し繰り返し読んでいます。パラパラとこの本を開いて、その時に目に入る文字たちが、心に染み入る。そんな本です。
-
Takanori Nakamura
中村 孝則
コラムニスト
服飾、旅、食などをテーマに雑誌やテレビで活動。
現在 「世界ベストレストラン50」 日本評議委員長も務める。
日本文化にも精通し、 剣道教士七段、 大日本茶道学会茶道教授。-
島田覚夫
潮書房光人新社
大東亜戦争でパプアニューギニアの密林で生き抜いた残留日本兵が、10 年にわたり籠城し、飢餓と悪疫の中で生き抜いた壮絶なサバイバルを克明に描く。生命を維持するために食えるものはなんでも食う極限の描写は、皮肉にも究極のレシピ集とも読み解ける。
-
池田匡克
河出書房新社
“美食のアカデミー賞” とも称される『世界ベストレストラン 50』のランキングで、世界一まで登り詰めたレストランの軌跡を、欧州の美食シーンに精通したイタリア在住のジャーナリスト池田匡克が、厨房の裏側から描いた貴重な美食のルポルタージュ。
-
Jo Nagasaka
長坂 常
建築家 スキーマ建築計画代表
1998年東京藝術大学卒業後にスタジオを立ち上げ、国内外で活動の場を広げる。
家具から建築、町づくりまでスケールも様々、ジャンルも幅広く手掛ける。-
貝島桃代、黒田潤三、塚本由晴
鹿島出版会
なんとも表現し難いんだけど、東京は東京らしくて面白いよねって片付けられがちなところ、このメイドイントーキョーは1つの東京の面白さを分析、解説してくれている。この本を読んでから東京の町を見ると少しワクワク具合が変わる。
-
レナード・コーレン 内藤ゆき子訳
ビー・エヌ・エヌ新社
「わびさび」と聞くと理解できるが、自分の説明に利用しようとすると途端に自信がない。そんな言葉の意味を丁寧に説明してくれる本。自分の表現と少し結びつけて考えられるようになった。
-
Nicolai Bergmann
ニコライ バーグマン
フラワーアーティスト
デンマーク、 コペンハーゲン出身。
スカンジナビアとヨーロッパのフラワーデザインスタイルに、 日本の細やかな感性と職人技がひとつに融合した日本での事業展開から20周年を迎える。-
ジェローム シュシャン
高橋書店
ゴディバジャパンの社長である著者の日本でのビジネス経験は、私自身の経験と共通点が多く、笑いや感動を与えてくれ、最後には目頭が熱くなる。「精神の統一」という日本の文化から生まれた感覚を信じて商品を創り出すところは、フラワーボックスを誕生させた時に重なる。
-
松久信幸
ダイヤモンド社
著者のNobuさんは38歳にしてアメリカ全土で有名になった日本人シェフ。プライベートでも友人だが、この本には心に響く言葉がたくさん詰まっている。「新しいことを始めるのは何歳になっても遅くない」。誰が読んでもモチベーションが上がる1冊である。
-
Yoshitaka Haba
幅 允孝
ブックディレクター
有限会社 BACH(バッハ)代表。
人と本の距離を縮めるため、様々な場所でライブラリーの制作をしている。本をリソースにした企画・編集の仕事も多く手掛ける。-
稲葉俊郎
アノニマ・スタジオ
猛烈に仕事が忙しい時、真っ赤な表紙が気になって手に取った1冊です。医者である著者は、医療の枠を超えた視点から、わかっているようでわかっていない自分の心と体とどう向き合うべきか、鋭く優しく諭します。健康という「全体性」を取り戻すために、「いのち」の自発的な力をどう湧き立たせるのか。ちょっと疲れてみえる友人に贈ってみては。
-
多和田葉子
講談社
コスモポリタンとして生きるにはどういう姿勢で世の中と対峙すればよいのかを知ることができる小説。祖国を失った主人公の女性が、自ら作り出した個人レベルの小さな言語を駆使しながら、母語の外にいる人たちと並んで歩く冒険譚です。ボーダレスなのにコミュニケーション不全という矛盾をはらんだ現代で、自身の抱える見えない垣根に悩む方に。
-
Tsuyoshi Matsuyama
松山 剛己
松山油脂株式会社代表取締役社長
1964年生まれ。慶應義塾大学卒。
博報堂、 三菱商事を経て家業を承継し、2000年より現職。「MARKS & WEB」 を展開する株式会社マークスアンドウェブ代表取締役社長。-
星野道夫
文藝春秋
世界を自由に旅するのが難しい今日この頃、この本で旅の気分を味わってほしいと思います。アラスカの象徴的な風景としてトウヒの木を選び、それを著者の星野道夫が自身の人生と重ね合わせながら、エッセイを書き進めています。この本を読むと、なぜか優しい気持ちになります。
-
沢木耕太郎
新潮社
孤高の登山家、山野井泰史とその妻妙子が、厳冬のギャチュンカン北壁を目指した壮絶なノンフィクション。沢木耕太郎といえば、1986年に発行された「深夜特急」があまりにも有名ですが、綿密な取材に基づく記録文学が彼の真骨頂。氷の壁に挑む、二人の息づかいが聞こえてきます。
-
Keita Maruyama
丸山 敬太
ファッションデザイナー
東京生まれ。1994年に 「KEITA MARUYAMA TOKYO PARIS」 でコレクションデビュー。 ミュージシャン、 俳優、 舞台の衣装制作をはじめ、近年では日本航空の制服を手がける。
-
西村滋
社会評論社
まだ、ほんの子供の頃に読んで、内容は途切れ途切れにしか憶えてなかったけど、とても共鳴した感覚だけが残っている。大人になって読み返して、ああ、本当に出会って良かったと、とても心に沁みた。もし自分に小さな子供がいたら読ませたい一冊。
-
Yoshihiko Miyauch
宮内 義彦
オリックス株式会社 シニア・チェアマン
1935年神戸市生まれ。
オリックス社長、会長、グループCEOを歴任。日本プロ野球球団オリックス・バファローズのオーナー、新日本フィルハーモニー交響楽団理事長などを務める。-
カズオ・イシグロ/著 土屋政雄/訳
早川書房
言わずと知れた日系ノーベル賞作家の傑作。英国エリートの失われた過去を繰るしっとりとした作品。尚、イシグロ氏の他の著作も、そのテーマ、描写の妙など、現代文学の愛好家にはぜひお薦めしたい。
-
Kenichiro Mogi
茂木 健一郎
脳科学者
1962年東京都生まれ。
東京大学大学院物理学専攻課程を修了、理学博士。
〈クオリア〉をキーワードとして、脳と心の関係を探究している。著書に『脳と仮想』『ひらめき脳』など。-
川島小鳥
ナナロク社
ひとりの小さな女の子の日常を撮った、本当に素敵な写真集。子どもはあっという間に成長してしまうし、二度と同じ表情はくりかえさない。生きることの愛おしさ、かけがえのなさが感じられます。大切さを共有するために。
-
内田百閒
新潮社
夏目漱石の弟子にして、天下の名文家、内田百閒による珠玉のエッセイ。ただ東京から大阪まで特急列車に乗って往復するだけの話が、百閒の手にかかると信じられないほど味わい深い文章体験になります。繰り返し読みたい。
-
Reiko Morota
諸田 玲子
小説家
静岡市生まれ。1996年に『眩惑』 でデビュー。
『其の一日』 で吉川英治文学新人賞、『奸婦にあらず』 で新田次郎賞を受賞のほか、歴史・時代小説多数。 近刊は『女だてら』『ちよぼ』 。
-
ヨーキング
YO-KING
ミュージシャン
1989年真心ブラザーズとしてメジャー・デビュー。
昨年活動30周年を迎えた。 -
Masaki Yokokawa
横川 正紀
ウェルカムグループ代表
2000年㈱ジョージズ・ファニチュア(2010年㈱ウェルカムへ社名変更)設立、DEAN & DELUCA やCIBONEなど食とデザインの2軸で良質なライフスタイルを提案するブランドを多数展開。
武蔵野美術大学非常勤講師。-
ジョン・ レノンほか
筑摩書房
ジョンが絵とローマ字を使って日本語を学んだスケッチブック。彼の感性によって摘み取られた日本語の数々は、私たち日本人にとっても新鮮な驚きがあります。『Ai・・・』というタイトル通り、愛をもって贈りたい一冊。
-
山口瞳
新潮社
礼儀作法とは「他人に迷惑をかけない」こと、そのために「まず、健康でなくてはならない」こと。著者が軽妙に語る大人の心得の根底は、いつまでも変わることはありません。社会に出るすべての人に贈りたい一冊。