金原瑞人×e-hon	 翻訳家がおすすめする傑作洋書

(写真・根津千尋)

寄稿に寄せて(金原瑞人)

お勧めの英語の作品を紹介しようと思ったものの、いくら考えても、じつにありきたりな作品か、だれも読んでくれそうにない作品しか頭に浮かんでこなかったので、発想を転換して、他言語から英語に訳された傑作を6つ紹介することにしました。
おそらくこのコーナーを読んでいるのは、英語が堪能な方だと思います。たまに、他言語からの英訳を読んでみてはいかがでしょう。日本語訳のあるものを選びました。興味のある方は、両方読んでみてください。思いがけない発見があると思います。

プロフィール

1954年岡山市生まれ。法政大学教授・翻訳家。訳書は児童書、ヤングアダルト小説、一般書、ノンフィクションなど550点以上。
訳書に『不思議を売る男』『青空のむこう』『さよならを待つふたりのために』『国のない男』『月と六ペンス』『リンドバーグ 空飛ぶネズミの大冒険』、『このサンドイッチ、マヨネーズ忘れてる ハプワース16、1924年』など。エッセイ集に『サリンジャーにマティーニを教わった』など、日本の古典の翻案に『雨月物語』など。創作に『ジョン万次郎』。HPはhttps://www.kanehara.jp/

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