新書大賞

中央公論新社が主催する「新書大賞」は、1年間に刊行されたすべての新書から、
その年「最高の一冊」を選ぶ賞です。
新書に造詣の深い書店員、書評家、各出版社の新書編集部員など計105名が、
2020年12月〜2021年11月刊行の新書から読んで面白かった、内容が優れている、
といった観点で投票して選出。
今年No.1新書をぜひチェックしてみてください!

第1位

大賞

  • サラ金の歴史

    小島庸平/著

    個人への少額の融資を行ってきたサラ金や消費者金融は、多くのテレビCMや屋外看板で広く知られる。戦前の素人高利貸から質屋、団地金融などを経て変化した業界は、経済成長や金融技術の革新で躍進した。だが、バブル崩壊後、多重債務者や苛烈な取り立てによる社会問題化に追い詰められていく。
    本書は、この一世紀に及ぶ軌跡を追う。家計やジェンダーなど多様な視点から、知られざる日本経済史を描く意欲作。