トップページ朝の読書ホームページ→「朝の読書」トピックス

読書でひらく夢のとびら

久山町立久原小学校
▲久原小学校の「朝の読書」風景

 本校は、福岡市に隣接しており、田園風景が広がる豊かな自然環境、そして、明治六年学校創立当時から、地域と一体となった学校として、長く「歴史と伝統の共有化」が図られてきた、児童数三〇九名の活気あふれる学校です。  十一月には、校区に位置する白山一体に広がる首羅山遺跡が、新規の国指定史跡として選ばれ、本校児童の「ふるさと久山」に寄せる思いを一層深めることができるものと期待しているところです。  また、久山町は「道徳宣言の町」として、町ぐるみでの道徳教育が推進されて以来約四十年、学校におきましても、地域と連携した心の教育を基盤に、読書活動、挨拶運動等が、日常的な姿として展開されております。

□ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □

 このような中、本年度は、「子どもの姿で確かな成果を示す学校」をキーワードに、確かな学力と豊かな心を育てる協働指導体制の確立に努めて参りました。そこで起点となりますのは、子どもたちが心豊かに学校生活をスタートさせる「朝の読書環境の充実」です。  本校の子どもたちは、毎朝登校するとすぐに、自分の机の上に「きょうの朝読の一冊」を準備するところから、学校生活をスタートさせます。「机の中には、いつも読みかけの本を」の呼びかけとともに、心に残る本との出合いが、日常の読書活動を生き生きとしたものにしています。

□ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □

また、読書ボランティア、公共図書館との連携を深めるとともに、「朝読の3つの約束」の徹底を図り、学校全体で、大人も子どもも「朝の読書に親しむ」ことの日常化を図ることも大切にしています。中でも、読書ボランティアとの連携においては、本校の読書活動部及び地域連携部が中心となり、「連携推進計画」をもとにした取組を展開するとともに、その充実に向けた研修会を設定するなど、相互の専門性を生かした取組の充実を図って参りました。さらに、朝読カードの活用や年間読書目標の冊数百冊の設定、児童の「読書のめあて」をもとにした振り返り活動を重視するなど、朝読の取組が、朝の読書活動に終わることなく、子どもの目が輝く学びを広げ、心を育む読書活動へと繋がってきたこと、そして、読書量の顕著な伸びが、私共の喜びでもあります。

□ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □

 毎週金曜日には、全校一斉に、朝読で出合った本の紹介を、スピーチタイムとして位置付けています。どの教室も笑顔で、目を輝かせて、そして、友達の本の紹介に心躍らせて交流し合う子どもたちの姿であふれています。今後も、読書活動を通して、ふるさと久山に生きる子どもたちの夢が大きく膨らむことを願っています。


朝の読書ページトップへ

−無断転載を禁ず−
Copyright (c)2000 TOHAN CORPORATION