佐倉市には、印旛沼などの恵まれた自然と古代からの歴史、城下町として培われた文武両面にわたる文化、好学進取の精神に富み優れた業績を残した先覚者がいます。このような佐倉の自然、歴史、文化、ゆかりの人物を学ぶことを「佐倉学」とし、市内の各小中学校で授業の中に取り入れています。
　市内の各図書館では、「佐倉学推薦図書リスト」を作成し、「佐倉学図書コーナー」を設けるなどしています。学校教育と社会教育が一体となって佐倉学を推進し、「好学進取の気風と品格のある佐倉人」の育成を目指しています。

　「朝の読書」は、佐倉市の教育ビジョンに基づく施策の一つとして、平成十三年度から取り組みを開始しました。
　「落ち着いた気持ちで一日をスタートさせること」が目的でした。
○読む本は何でもよい
○全校一斉に読む（教師も子どもも）
○毎朝続ける
○ただ読む
　この四つの内容で、佐倉市内の全部の小中学校で「朝の読書」に取り組んでいます。
　本校の場合、「朝の読書」を始めた当初、落ち着きのない様子も見られました。特に多かったのは、本を替える子。読み終わっていないのに飽きてしまい、読む本を何回も替えてしまう子がいました。教師がアドバイスするなどし、長い期間をかけて集中できる環境をつくってきました。
　毎朝八時のチャイムと同時に、学校中が静まり、聞こえてくるのは本のページをめくる音だけ…。心地よい静寂が生まれてきたのです。
　今では、学校生活に良いリズムを感じるようになりました。読書の時間で「静」と「動」の切り替え方が身につき、休み時間と授業のけじめがつけられるようになり、授業の集中力も高まりました。
　ささいなことで起こる口げんかも少なくなりました。本を読むことで豊かな感性が育まれ、相手を思いやる気持ちにつながっているのではないでしょうか。

　「朝の読書」は、佐倉市の教育ビジョンに基づく施策の一つとして、平成十三年度から取り組みを開始しました。
　「落ち着いた気持ちで一日をスタートさせること」が目的でした。
○読む本は何でもよい
○全校一斉に読む（教師も子どもも）
○毎朝続ける
○ただ読む
　この四つの内容で、佐倉市内の全部の小中学校で「朝の読書」に取り組んでいます。
　本校の場合、「朝の読書」を始めた当初、落ち着きのない様子も見られました。特に多かったのは、本を替える子。読み終わっていないのに飽きてしまい、読む本を何回も替えてしまう子がいました。教師がアドバイスするなどし、長い期間をかけて集中できる環境をつくってきました。
　毎朝八時のチャイムと同時に、学校中が静まり、聞こえてくるのは本のページをめくる音だけ…。心地よい静寂が生まれてきたのです。
　今では、学校生活に良いリズムを感じるようになりました。読書の時間で「静」と「動」の切り替え方が身につき、休み時間と授業のけじめがつけられるようになり、授業の集中力も高まりました。
　ささいなことで起こる口げんかも少なくなりました。本を読むことで豊かな感性が育まれ、相手を思いやる気持ちにつながっているのではないでしょうか。

　また、毎朝少しずつ読み進め、何日もかけて一冊の本を読み通すことで「達成感」を感じ、自分に自信をもつことができるのではないかと思います。読書は目標達成の場にもなっているのです。
　「朝の読書」によって本のおもしろさを味わい、本に興味をもつ子が増えてきました。初めは絵本や図鑑しか読まなかった子でも、だんだん文字数の多い本を読めるようになってきました。学校図書館の本の貸し出し数も年々増えてきています。三年前に比べると二倍の数です。
　このように、「朝の読書」によってさまざまな効果が見られます。
　保護者へのアンケートでも、多くの肯定意見が寄せられました。主な意見は次の通りです。
○たくさんの本に出合えるよい機会である
○本を読む習慣が身についた
○集中力や理解力が身につく。

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　取り組みを始めて六年目。「朝の読書」は子どもたちに浸透し、進級でクラスが替わっても読書に集中する姿が見られます。
　さらに本に興味をもち、いろいろな本に親しむ子になってほしいと、本校では国語部会の教師、図書館司書教諭、学校図書館司書が連携し合い、さまざまな取り組みをしています。
○本の読み聞かせ（ブックトークなども含む）
○全校読書発表会（朗読・本の紹介）
○佐倉に伝わる昔話（紙芝居）
○たてわり活動（アニマシオン）
○図書館環境の充実
　特に「環境の充実」には佐倉市でも力を入れています。今年度から図書購入費の予算が大幅に増え、子どもたちに薦めたい本や子ども達が読みたい本を、多く購入することができるようになりました。
　本校の校訓は「進取の心」です。「朝の読書」を通して、本から学ぶ喜びや楽しさを味わわせ、「好学進取の精神」を育んでいきたいと思います。