親も心の殻を脱ごう
家庭が親にとっても子どもにとっても、安心する存在であることが大切です。そうはいっても、「どうしたら子どもが安心して生活できる家庭になるの?」と思うかたがいると思います。「子どもに安心感を・・・・・・」と言われても、具体的にはわかりにくいとも思うのです。簡単に言えば、失敗も含めて笑い飛ばしたり、心の殻を脱いで生活しようということです。
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書いちゃった |
高野 敦美(3年) |
朝、学校にいくしたくが終わったので、
お母さんにくっついて歩いていた。
そしたらお母さんが、
「は・・・・・・はなしてよ!」
と笑いながら言ってきた。
でも私はやめなかった。
とつぜんお母さんが、
「オナラするよ!」
と言ったので私が、
「よーし、わかった。詩に書いてほしいんだね」と言った。
そしたらあせりながら、
「そんなもん、書くんじゃない!」と言ってきた。
書いたらはずかしいのかな?
でももう書いちゃったもんねー。 |
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お父さんのエッチ |
大島 優衣(3年) |
この前お母さんが台所で料理を作っていたら、
お父さんがお母さんのおしりをもみました。
お母さんが「キー!」と言いました。
そして、
「詩ノートに書かれちゃうでしょ!」と言いました。
でも、もう書いたよ、お母さん。 |
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敦美も優衣も、家庭の中のことをけっこうおおっぴらに書いてきます。学級通信にのった二人の詩はけっこうどれも受けるのです。敦美と優衣のふたりに、この詩を詩集にのせてもいいかどうか家の人に聞いてきてもらいました。すると、どちらも「え〜!どうしよう?」と考えたようでしたが、二つ返事でOKしてくれました。
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