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子どもたちは、天真ランマン!ユーモア詩が教える子育てのコツ11章。
子どもたちは、本来「人生を楽しむこと」が大好きな存在です。
そうした子どもたちと笑いながら楽しんで子育てができるためにこの本が役立てば、
こんなにうれしいことはありません。(著者・増田修治氏)
笑って伸ばす子どもの力
増田修治/著
出版社名/主婦の友社
本体価格/1,400円
ボタン
 私は、子どもたちに「ユーモアあふれる詩」を綴らせることを中心にした学級づくりを進めています。医学的にも、笑うことでストレスが軽減していくことが証明されつつあります。笑いはどうやら人と人をつなぎ合わせる力を持っているようです。親と子と教師が笑いを媒介として心のつながりをつくり出せたら、学校というものがもっともっと子どもたちにとっていやすい場所(居場所)になるに違いないと思っているのです。
〜本書「さいごに」より

目次

第1章 子どものユーモアセンスって、す・て・き!
第2章 子どもを愛せないと悩むあなたへ
第3章 お父さん、お母さんの口ぐせを考える
第4章 ユーモア詩が教える子育てのコツ
第5章 詩を通して子どもの心を知る
第6章 詩で見る子どもの心の成長
第7章 教師も心の殻を脱いで
第8章 つっぱり風の純のこと
第9章 「人間の美しさ」と「人間の醜さ」を知った出来事
第10章 「人間を深く学ぶ」ということ
第11章 さいごに
第4章「ユーモア詩が教える子育てのコツ」より

親も心の殻を脱ごう

 家庭が親にとっても子どもにとっても、安心する存在であることが大切です。そうはいっても、「どうしたら子どもが安心して生活できる家庭になるの?」と思うかたがいると思います。「子どもに安心感を・・・・・・」と言われても、具体的にはわかりにくいとも思うのです。簡単に言えば、失敗も含めて笑い飛ばしたり、心の殻を脱いで生活しようということです。

書いちゃった
高野 敦美(3年)
朝、学校にいくしたくが終わったので、
お母さんにくっついて歩いていた。
そしたらお母さんが、
「は・・・・・・はなしてよ!」
と笑いながら言ってきた。
でも私はやめなかった。
とつぜんお母さんが、
「オナラするよ!」
と言ったので私が、
「よーし、わかった。詩に書いてほしいんだね」と言った。
そしたらあせりながら、
「そんなもん、書くんじゃない!」と言ってきた。
書いたらはずかしいのかな?
でももう書いちゃったもんねー。

お父さんのエッチ
大島 優衣(3年)
この前お母さんが台所で料理を作っていたら、
お父さんがお母さんのおしりをもみました。
お母さんが「キー!」と言いました。
そして、
「詩ノートに書かれちゃうでしょ!」と言いました。
でも、もう書いたよ、お母さん。

 敦美も優衣も、家庭の中のことをけっこうおおっぴらに書いてきます。学級通信にのった二人の詩はけっこうどれも受けるのです。敦美と優衣のふたりに、この詩を詩集にのせてもいいかどうか家の人に聞いてきてもらいました。すると、どちらも「え〜!どうしよう?」と考えたようでしたが、二つ返事でOKしてくれました。


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