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2000年9月の初版以来、感動が感動を呼び、売れつづけています!
接客業に携わる者として初の黄綬褒章を受賞した著者が、60年間の仲居生活を綴った本。
NHKラジオ“私の本棚”で、森光子さんが朗読。いま、さらに話題を呼んでいます。
おこしやす
京都の老舗旅館「柊家」で仲居六十年

田口八重/著
出版社/栄光出版社
本体価格/1,300円
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三島由紀夫、川端康成、林芙美子、チャップリンらが、旅先の宿で見せた素顔と思い出に、明治・大正・昭和・平成を生きた著者の心意気を重ねて綴る珠玉の一冊。
「お八重さんか」
「へえ、そうどす」
「僕は思うところがあってしばらく京都を離れます。また会えるかどうかは分からないけれど、お八重さん、必ず長生きしてくださいね。そして、もし、僕が戻れるようなことがあったら、また会えるようにがんばっていてください。元気で」
 京都駅からの電話でした。
 電話を切った後、いつまでもこのことばかり気にかかり、とても不安な気持ちになったことが、現在になっても、ありありと思い出すことができます。
 これが三島先生とかわした、本当に最後の会話でした。
 坊ちゃんの将来にだけは、お心残りがおありのご様子でしたが、すべて覚悟を決めてのご旅行だったのでしょう。

 そして、十一月二十五日午前十一時すぎ、三島先生は楯の会の制服を身につけて、東京市ヶ谷の陸上自衛隊に押し入り、正面玄関のバルコニーから自衛隊員たちにクーデターを呼びかけ、自らは切腹をして、その生命を断たれたのでした。
〜本書「第二章 忘れ得ぬお客さまの面影 三島由紀夫先生」より
◎NHKラジオ“私の本棚”で森光子さんの朗読を聴き、すぐに本を手に入れ、そのすばらしさに震えました。私の座右の書です。(60歳 女性)
◎日本人が忘れてしまった、おもいやりや、きびしさを知り、母を思い出しました。(55歳 男性)
◎三島由紀夫さんの最後の家族旅行。子を思う親の気持ちに打たれ、泣きました。(33歳 女性)
田口八重  たぐち・やえ
明治42年(1909)、岐阜県中津川に生まれる。現在93歳。
昭和12年(1937)、28歳で柊家の仲居になる。以後、60年にわたる仲居生活で、取締役、仲居頭、女将代理を歴任。
昭和36年、運輸大臣賞、昭和44年、接客業に携わる者で、初の黄綬褒章を受章。
京都市中京区在住。
第一章 京都の老舗旅館で学んだこと
くつろぎの御宿「柊家」
二十八歳、仲居「八重」の誕生
百倍やって人並み
お客さまとは「阿吽の呼吸」
人と接する心
柊家は勉強の場
第二章 忘れ得ぬお客さまの面影
徳川家達公−−−心を掴む気さくさ
永野修身閣下−−−涙を見せた海軍大将
平沼騏一郎首相−−−三年目の笑顔
大内兵衛先生−−−慈しみの心を教わる
東畑精一先生−−−息子の人生を決めた師
川端康成先生−−−一代記をお断りしたこと
林芙美子先生−−−苦労話に涙して
吉屋信子先生・宇野千代先生−−−明るさと楽しさ
北条秀司先生−−−京の心を思い出しに
チャップリンさんやアラン・ドロンさん
画家たちのお宿として
小泉信三先生−−−子を想う親の心
三島由紀夫先生−−−忘れられない別れ
第三章 語り残し、思い残して・・・・・・いま
三島先生の残されたもの
フロントの若者たち
一人前の板前になりたい
心は通じ合うもの
いやと思ったら自分の負け
くつろぎをお客さまに
あとがき

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