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「オンデマンドコレクション」は、出版社同士が協力して行う統一ブランドによる復刊本シリーズです。オンデマンドデジタル印刷により、絶版だった名著・好著が甦ります!第1期は一般教養書部門37点。豪華著者陣(イヴァン・イリッチ、巌谷国士、岡倉天心ら)の失われた名著。どうしても出会えなかったあの本が手に入ります。まずは、注目のラインナップをじっくりとご覧ください。(四六判並製、統一装丁)
ご予約締切り日:5月31日
発売予定日:6月25日
石橋湛山占領政策への抵抗
増田 弘
草思社 2,300円


帝国主義的な対外政策を徹頭徹尾批判したリベラルな言論人、石橋湛山はなぜGHQによって公職追放されたのか。米国側の新資料と日米関係者13名の証言を得て初めて明らかにされた事件の真相。戦後史研究の必読書。
脱学校化の可能性
イヴァン・イリッチ
東京創元社  2,000円


イリッチ自身が脱学校化の議論を超えて、それに続く社会と教育がどのようなものになりそうかということを論じた論文に対し、真剣で活動的な九人の教育者たちが答えた様々な見解。教育による社会変革を標榜した論争集。
地獄

石田瑞麿
法蔵館 2,500円

「閻魔王が死者の生前の行いを裁く」といわれる地獄像の成立と発展をたどり、日本における地獄の受容の歴史、往生要集や地獄絵の浸透していく平安中期の姿を極楽への憧れと対照的に描き、日本人の地獄観を解明した名著。
昭和の巨魁
岸信介と日米関係通史

高橋正則
三笠書房
2,300円

「アメリカと交渉する前に、アジアを代表する日本にならなければいけない」(岸信介)−−戦前から岸をよく知る著者による「政治家論」「リーダー論」。一世紀半にわたる日米関係の歩みから、浮かび上がる、これからの日本の選択!
蜻蛉日記

与謝野晶子/訳
平凡社 2,500円


権勢家の夫の間遠くなった訪れを、待ちわび、うらみ、妬み、憤り、あきらめては、なおも待ちわびる妻、女流日記文学の代表作に綴られた平安朝の女の懊悩と自省が、歌人晶子の見事な近代的散文のうちに蘇る。
良寛〜その全貌と原像 石田吉貞
塙書房 3,800円
実在のかなしみをみつめ、底知れぬ深さと限りなき苦悩をもって絶対孤独の生涯を生きた良寛。その根底にあるものを解き明かし、全貌を浮き彫りにする。
良寛研究の方向性をまったく変えようとする著者畢生の労作。
生き神信仰 宮田 登
塙書房 1,600円
生きた人を神として畏れ敬う「生き神」という習俗。現代に生きる霊神信仰の分析を通して、霊神が、潜在的に民衆がいだく生き神「天皇」への信仰、民衆宗教の生き神「教祖」といかにして関連づけられるかを考察する。
本居宣長の世界 野崎守英
塙書房 1,700円
生きた人間としての宣長が生の充実感、生の根拠をどのように発見したか。その思想を、日本的思惟の一つの特徴としてとらえ、伊藤仁斎・賀茂真淵の思想との関連において解明する。
音楽のおしえ 高橋悠治
晶文社 2,600円
音楽批評における小林秀雄の呪縛をたちきった快エッセー《小林秀雄「モオツァルト」読書ノート》をはじめ、バッハ論、ベートーヴェン論ふたつ、エリック・サティ論、クセナキス論などを収録。
フィラデルフィアの野口英世 淺倉稔生
三修社 2,400円
着いた!野口はフィラデルフィア駅の長いプラットフォームを歩いて、駅の正面に出た。荷物を御者に託した野口は、「ペンシルベニア大学」と行き先を告げた。いったいペンシルベニア大学で野口は、どういう変身を遂げたのであろうか。野口英世− 空白の三年間にスポット・・・
李舜臣と秀吉 片野次雄
誠文堂新光社 2,700円
朝鮮出兵は、陸上では加藤清正、小西行長らの侵攻で、秀吉の思うつぼだった。しかし海上では、朝鮮水軍の雄、李舜臣の活躍によって、日本は連戦連敗…。「李舜臣は、つねに国王の身代わりになって、いくさにのぞんでいるという実感があった…」。秀吉の野望をくじいた李舜臣・・・
徳川吉宗と朝鮮通信使 片野次雄
誠文堂新光社 2,900円
朝鮮の王都・漢城から釜山、対馬、北九州、瀬戸内海、大坂、京都を経て江戸まで、4000余キロメートルの長旅。案内役の対馬藩儒学者・雨森芳洲と八代将軍・吉宗の襲位を賀して来日した第九次朝鮮通信使の製述官・申維翰とのふれあいを軸に、秀吉の朝鮮出兵の戦後処理から・・・
幻視者たち 〜宇宙論的考察 巌谷国士
河出書房新社 2,800円
フーリエ、ブルトン、レヴィらシュルレアリスムの美しき原淵を探査し、オカルティズムと革命思想などを通底させたデビュー作。20世紀の不安に満ちた思潮風土を予言した幻の書。1991年新装版として刊行後、十余年を経て、待望の復刊!!
論語をよむ 常石 茂
勁草書房 3,000円
孔子を<人間の教師>といい、その語を時間と空間を超えた、誰に対しても、いつでも、どこでも適用できる語として勝手気儘に乱用する風潮を批判する著者は、本書で、孔子の語に歴史性・社会性を裏づけ、限定された意味しかもたぬ事実を示す。孔子の生涯を描き、それぞれの時・・・
ニコライU世 ドミニク・リーベン/小泉摩耶 訳
日本経済新聞社 3,500円
遅れたロシア社会の近代化を図りながら、帝国を維持する−−
帝政ロシア最後の皇帝、ニコライ二世の生涯をたどりながら、ロシア社会の本質を多様な観点から浮き彫りにした歴史ノンフィクションの名作。
ある通商国家の興亡 森本哲郎
PHP研究所 3,000円
二千年以上も前に、地中海を舞台に繁栄をきわめた「通商国家」カルタゴ。何が、古代の経済大国を滅ぼしたのか?!
カルタゴの悲史はひとごとではない。現代日本に語りかける貴重な教訓を描きあげる名著。
生物学的人間像 八杉龍一
青土社 2,900円
人間が人間として成立するにいたる生物学の諸過程を検討し、問題の根源に立ち返って、人間とはなにか、どんな生物なのかを考える、思想としての生物学。
音楽の理解 柴田南雄
青土社  2,600円
音楽の聴き方・考え方。ルネサンスから現代にいたる音楽の歴史をたどりながら、西洋音楽の成り立ちや特質を考える。クラシック、現代音楽鑑賞の手引き。
水俣・もう一つのカルテ 原田正純
新曜社  2,800円
胎児性水俣病発見者として知られ、今や「水俣学」の提唱者として知られる著者。戦争体験から水俣との出会い、そして民衆の差別構造まで、社会の縮図ともいえる水俣病問題を、確かな眼と豊かな人間味をもって語る。
総合芭蕉事典 栗山理一監修
雄山閣  5,000円
芭蕉を理解するためのすべての知識を網羅した事典。〔総説〕芭蕉・人と作品 芭蕉・伝統と周辺 芭蕉・受容史(計74項目)〔用語編〕(215項目)〔人名編〕(589項目)〔書名編〕(304項目)〔付録〕芭蕉書簡一覧 芭蕉遺語録 明治以前注釈書一覧 出典・典拠一 ・・・
現代語で読む 茶の本 岡倉天心 黛敏郎訳解説
三笠書房  1,700円
現代に生きる我々は、日本人の心を支えてきた”茶”の精神をもう一度見直し、学ぶ必要がある。この本は、あなたを変え、新しい視点を開かせてくれるに違いない。ビジネスマン必読の世界的な名著を、黛敏郎が新訳。
現代語で読む 日暮硯 堤清二 訳解説
三笠書房  1,800円
信州松代藩の恩田木工が行った、奇践的な行政改革の記録。本書は、人間関係の書として、現代ビジネスマン必見の書であり、日本的経営の原点を学ぶための絶好の書である。この名著を、堤清二の現代語訳、解説で贈る。
人生訓 貝原益軒『家道訓』を読む 斎藤茂太 訳解説
三笠書房  1,800円
本書に書かれている言葉をひとつひとつ噛みしめて読んでいただきたい。人生に有益な教訓の宝庫に足を踏み入れた思いが迫って来るに違いない。本書は地道な倹約と勤勉、思いやりが、自分を救うことを教える。
賢脳食 賢い脳はこうして作る 三石巖
三笠書房  1,800円
脳細胞を活性化する食べ物、食べ方−− ■賢脳食の主役は「タンパク質」 ■脳のはたらきは、ここで決まる! ■頭の老化、病気を防ぐ”スカベンジャー効果” ■遺伝子が明かすボケやすい、ボケにくい人 ■超科学的食生活
「脱亜」の明治維新 田中彰
NHK出版  2,200円
維新を起点とする日本の近代化は、欧米にのめり込みつつも他方では「脱亜」の道を歩んだ。その根源は何か。明治初年、米欧回覧へ旅立った岩倉遣外使節団の事績をを現地に追い、近代日本を貫く思想の原点を問い糾す。
民謡・猥歌の民俗学 赤松啓介
明石書店  6,000円
柳田國男が見ようとしなかった非常民被差別民衆の生活民俗を生涯にわたって追求した著者が兵庫県を中心に採録した、民俗の歌の集大成。おおらかかつむき出しの性への笑いを核とした恋唄をはじめ、仕事唄、童謡、子守唄などが幅広く収録された、資料的価値も高い一冊。
従軍慰安婦と十五年戦争 西野留美子
明石書店 3,500円
経営者が明かす慰安婦募集と慰安所経営の実態。ビルマ戦線生き残りの元兵士が証言する生死の境での慰安婦たち。日本軍が組織的に行った犯罪の細部に光をあてる。
愛鳥自伝 上 中西悟堂
平凡社  3,000円
日本野鳥の会創設者にして歌人・詩人の型破りの生涯、百五十日にわたって山中で修行する少年の肩に遊ぶ鳥、これが生涯にわたる野鳥とのつきあいの始まりだった。平凡社の動物雑誌『アニマ』(1973年5月号〜1977年9月号)に掲載された「愛鳥自伝」を編集した。
愛鳥自伝 下 中西悟堂
平凡社  3,000円
「野の鳥は野に…、自然を楽しみたいなら自然の中で…」<日本野鳥の会>設立にいたる自然観をかたちづくった東洋思想、野に入っての木食生活、昆虫の観察、蛇の飼育、探鳥…。随筆家の工藤久代氏が解説を付す。
忍びの者 1 村山知義
理論社  3,000円
ドラマの巨匠として知られた村山知義が1960年代に渾身の力で取りくんだ不朽の名作・大河時代小説。  戦国乱世に、諜報や暗殺を命じられた忍者たち。権力者たちの闇の世界に生きた、彼らの精神が浮かび上がる。
忍びの者 2 村山知義
理論社  3,000円
ドラマの巨匠として知られた村山知義が1960年代に渾身の力で取りくんだ不朽の名作・大河時代小説。  信長から秀吉の時代へ、天下統一へ向けて再編されてゆく忍者たちの世界を映す。
忍びの者 3 村山知義
理論社  3,000円
ドラマの巨匠として知られた村山知義が1960年代に渾身の力で取りくんだ不朽の名作・大河時代小説。  猿飛佐助、霧隠才蔵など真田伝説の多彩な忍者群が登場。秀吉の朝鮮侵略戦争へ動員され、乱世の闇を駆け抜ける忍者たち。
忍びの者 4 村山知義
理論社  3,000円
ドラマの巨匠として知られた村山知義が1960年代に渾身の力で取りくんだ不朽の名作・大河時代小説。  甲州の荒くれ真田家によって組織された忍者、真田十勇士が、修行と遍歴の末、関ヶ原の決戦へ向かう。
忍びの者 5 村山知義
理論社  3,000円
ドラマの巨匠として知られた村山知義が1960年代に渾身の力で取りくんだ不朽の名作・大河時代小説。 関ヶ原以降、豊臣家を根絶せんと目論む家康に対し、果敢なゲリラ戦を挑む真田忍者群の姿を描く。
昭和天皇の戦争責任 井上清
明石書店  3,500円
天皇に戦争責任はあるのか。ナショナリズムが様々な局面で強調され、またアメリカの世界戦略が批判を浴びている今日においてこそ改めて問われるべき問題である。本書は、昭和天皇のアジア・太平洋戦争に対する戦争責任を膨大な第一級資料をもとに具体的に論証した歴史的労作・・・
ものがたり 朝鮮の歴史 池明観
明石書店  4,000円
古代社会から三国の成立、統一新羅を経て高麗、朝鮮王朝、そして近現代へ。それぞれの時代のエートスを、現代を生きる歴史家の眼で読み解く。新しい歴史叙述が生む教科書的通史にはない躍動感。
変貌する多民族国家イギリス 佐久間孝正
明石書店  9,000円
北アイルランド,ウェールズ、スコットランドそしてアフロ・カリブ,南アジア,中国系など、イギリス国内の民族問題を「地域」と「移民」の二重性でとらえ、さらには経済問題としてではなく「教育」「文化」的側面から概観する。

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