 |
魔法の杖
ジョージア・サバス/著
鏡リュウジ/監訳
出版社/ソニー・マガジンズ
本体価格/1,800円 |
 |
|
 |
■訳者からのメッセージ |
この本は「ビブリオマンシー」という古来からの由緒正しい占いの方法を現代向けに再現したものです。著者の序文にもありますが、ビブリオマンシーとは「書物占い」のこと。自分にとって大切な本をぱっと開くと、そこに自分にとって必要な言葉が出てくる、というごくごくシンプルな占いです。
現代人の僕たちにとってはこの占いはあまりに簡単すぎて、「本当に信用できるの?」という気になってしまうかもしれません。
でもそれは、あまりにも合理的な考え方になれてしまった僕たちが、古代の人の素朴な感受性をどこかに置き忘れてしまったからではないでしょうか。
世界のどこでも古代の人は、世界は、あるいはこの地球は命のない岩の塊ではなくて、重要なメッセージを放つひとつの生き物だと考えていました。空を飛ぶ鳥、森で出くわす動物、空に現れる星や虹、彼の瞳の色、そのすべてがあなたに語りかけているということを知っていました。そして、それは、誰でもない、あなた自身に、あなた自身に必要なことを語りかけていると知っていたのです。
ほんの少し、ハートを開けば、あなたの運命を導くメッセージは、この世界に満ち満ちているのです。
この本『魔法の杖』は、そんなメッセージをあなた自身が聞き出すための第一歩。
悩んだとき、迷ったとき、あの人の心が見えなくなったとき、自分のたましいを見失いかけているとき、そっとこの本を手にとってください。あなたの心の奥底から浮かび上がってくる、魔法のメッセージに耳を傾けてください。
きっと、あなたにやさしく力強い言葉が響いてくることがわかるでしょう。 |
本書が、あなたの運命を導く『魔法の杖』になりますように。
|
〜本書より抜粋 |
|