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「人の生命を助ける」というのが私の判断の基準でした。
生きてさえいれば、彼らには次のチャンスが生まれるのです。(緒方貞子)
国連難民高等弁務官の仕事を知ることで、国際社会の現実と向き合うことができる本。
私の仕事 国連難民高等弁務官の十年と平和の構築
緒方貞子/著
出版社/草思社
本体価格/1,600円
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 本書は、私が一九九一年一月に国連難民高等弁務官(UNHCR)を拝命し、二月にジュネーブに赴任してから現在にいたるまでの、ジュネーブでの日記、難民援助の具体的な活動や問題点について執筆したもの、インタビュー、人間の安全保障に関する講演やアフガニスタン復興支援国際会議前後のスピーチをいくつか選んでまとめたものである。
 もし昨年の米同時多発テロ事件が発生せず、アフガニスタンへの難民の帰還と同国の復興が国際課題とならなかったならば、本の内容は、二〇〇〇年末にUNHCRを退任するまでの十年間にわたる難民援助の仕事を振りかえることにとどまっていたであろう。しかし、ニューヨークの自宅の四十階の窓から世界貿易センタービルが倒壊していく様子を目撃した日を境に、私はふたたび、回顧録に専念する静かな生活から国際政治の現場に呼び戻されることになった。したがってこの本は、難民援助の現場から復興支援の現場へ一直線に進むことになった私の歩みを示すものといえる。

〜本書「はじめに」より
最近、日本全体が内向きになっています。
しかし、日本は、国際的な基盤なしには暮らせない国です。
このグローバル化の時代、モノもカネもヒトも危険も動く。
隣の国、周辺の国、あるいは遠い国の政治状況が自分の国にもかかわっているということを意識することが非常に重要なのです。
〜本文より抜粋
難民救済と人間の安全保障−−−はじめに
Tジュネーブ忙中日記
一九九三年
一九九四年
U国連難民高等弁務官の十年
国連難民高等弁務官着任一カ月
難民、国内避難民、経済移民
カンボジア和平の課題
冷戦後の世界と難民
人道的介入をめぐって
北欧の災害救援システムとの連携
国境と難民
難民がなくなる日は来るのか
コソボが突きつけた課題
難民問題の解決へ向かって
難民保護の十年を振りかえる
V難民援助の仕事を語る
経済大国から人道大国へ
人道援助とPKOの連動
緊急的人道援助はどう行われたか
アフガニスタン復興支援国際会議を終えて
W外交演説・講演−−−平和の構築へ
グローバルな人間の安全保障と日本
アフガニスタンの人々に希望を
アフガニスタン復興支援国際会議
アフガニスタン復興と日本の役割
国家の安全保障から人間の安全保障へ
国連安全保障理事会での演説
X世界へ出ていく若者たちへ
世界へ出ていく若者たちへ
初出一覧

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