|
|
 |
熟年になり忙しかった仕事や家事が一段落すると、ふと思いたって絵を描き始める人が少なくない。若い頃は一人でコツコツ絵を描くことなど考えもしなかったのに、画材を買い込んできて、近くの公園に出かけて写生したりする。時間の余裕ができて子供の頃の写生の楽しみを思い出したのかもしれない。最近、そんな人が増えている。
私自身が風景画を描く画家なので、我田引水に聞こえるかもしれないが、熟年の人たちが絵を描くこと、それも戸外に出て風景画を描くのは大変よい趣味だと考えている。マイペースでできるので、テニスやゴルフのように無理をしない。それでいて絵になる風景を探して歩き回るから足腰が鍛えられる。ピアノ弾きは指先を使うのでボケないというが、絵筆を握る画家も80代、90代で現役の第一線にいる方は多い。つまり風景画を描くことは健康にいいのである。
|
| 〜本書「まえがき」より |
| 奥津流水彩風景画を描く5つのポイント |
●鉛筆デッサンは下書きではない
●グリザイユ画法をしっかり身につけよう
●「にじみ」と「ぼかし」を使いこなそう
●水面は、映り込みの影を描くつもりで
●樹木の緑は、筆のタッチを使い分ける |
|