|
 |
脳を鍛え、人生を拓く、地図思考のすべて! |
頭に地図を描く−−−。何とも風変わりな方法だと思われたでしょう。しかし、この方法は、決して奇をてらったものでもなければ、根拠のない思いつきでもありません。実際、すでに各分野で成功を収めている人は、本人が意識していないだけで、大なり小なり、こうした方法を、部分的にでも取り入れているのです。また、医学的にも、脳の機能を最大限に引き出す可能性を秘めた方法だと断言できます。
私は、頭に地図を描くという方法こそが、情報化社会に生き残る必須の技術に育つと確信しています。ただし、この方法は、これまで誰一人として体系化してきませんでした。そこで、本書は、この課題に初めて真正面から取り組んだのです。
最近、「図解」についての手引書が数多く出版されています。会社での報告書や、プレゼンテーションで使う図の作り方を指南したものです。たしかに報告書に添える図を作成するだけなら、このようなマニュアル本で十分でしょう。
しかし、本書のテーマは、こうした「図解」とは、まったく異なります。地図思考の狙いは、あくまでも、複雑な情報を頭の中で地図に置き換えることにより、情報を認識する能力そのものを高めることにあるのです。図形を使うという点では、似ていますが、目的は別なところにあるわけです。 |
〜本書「はじめに」より |
|