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本書は、地球にやさしくない物欲を、
地球にやさしい知的満足に、
昇華させることを目指しています。 |
現代の技術進歩はめざましく、同様にハイテク製品の陳腐化もまた激しいものがあります。以前は高価で入手がむずかしかった製品が、今では夢も希望もない低価格で流通しています。製品寿命も極めて短く、製造に要したリソースを回収することもなく廃棄されていきます。そして技術と情報の洪水の後には、主体性を失ったユーザーと、廃棄物の山が残るだけです。
最近の米国は圧倒的な技術力で世界を席巻しようとしています。かつて恐竜のように道路を支配した自動車が小型化した代わりに、巨大な放熱器を擁する大電力CPUと肥大化したソフトウェアを家庭に押し込み、ユーザーの時空間リソースを搾取しています。もし同じ論理が世界中に敷衍されたら、地球のリソースなどひとたまりもありません。
これに対し『今日の必ずトクする一言』は、ユーザーが技術武装し、自らスキルを磨くお手伝いをします。そして地球にやさしくない物欲を、地球にやさしい知的満足に昇華させることを目指します。技術立国しか選ぶ道のない日本は、リソースの浪費ではなく、地球にやさしい技術とスキルで利潤をあげるしか解法がないのです。
そのためには、たとえば家庭や職場では絶えず無駄なエネルギーと戦わなければいけません。オーディオでは地球にやさしくない神話と戦わなければいけないでしょう。ときにはブラックボックス化された商品全般について、そのしくみを知る必要が出てくることもあるでしょう。時計などの小さな機械にも愛情をもって接する必要があります。
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