受賞作情報

第6回 大阪ほんま本大賞2018.7.25

阪堺電車177号の追憶
<早川書房>

山本巧次/著

大阪南部を走る路面電車、通称・阪堺電車。なかでも現役最古のモ161形177号は、大阪の街を85年間見つめつづけてきた―戦時下に運転士と乗客として出会ったふたりの女性の数奇な運命、バブル期に地上げ屋からたこ焼き店を守るべく分闘するキャバクラ嬢たち、撮り鉄の大学生vsパパラッチvs第三の男の奇妙な対決…昭和8年から平成29年の現代まで、阪堺電車で働く人々、沿線住人が遭遇した事件を鮮やかに描く連作短篇集。

第159回 芥川龍之介賞2018.7.18

送り火
<文藝春秋>

高橋弘希/著

自然は沈黙し、少年たちは血の遊戯に熱狂する――東京から山間の町に引越した中学三年生の歩。うまくやってきたはずだった。あの夏、河へ火を流す日までは。注目の俊英、渾身作!

第159回 直木三十五賞2018.7.18

ファーストラヴ
<文藝春秋>

島本理生/著

夏の日の夕方、多摩川沿いを血まみれで歩いていた女子大生・聖山環菜が逮捕された。彼女は父親の勤務先である美術学校に立ち寄り、あらかじめ購入していた包丁で父親を刺殺した。環菜は就職活動の最中で、その面接の帰りに凶行に及んだのだった。環菜の美貌も相まって、この事件はマスコミで大きく取り上げられた。なぜ彼女は父親を殺さなければならなかったのか?臨床心理士の真壁由紀は、この事件を題材としたノンフィクションの執筆を依頼され、環菜やその周辺の人々と面会を重ねることになる。そこから浮かび上がってくる、環菜の過去とは? 「家族」という名の迷宮を描く傑作長篇。

第159回 芥川龍之介賞・直木三十五賞 候補作品決定!2018.6.18

第159回芥川龍之介賞・直木三十五賞の候補作をご紹介します(作者名50音順)。
選考委員会は、平成30年7月18日(水)午後5時より開催されます。

■第159回芥川龍之介賞 候補作(掲載誌)

古谷田奈月『風下の朱(あか)』(早稲田文学 初夏号)

高橋弘希『送り火』(文學界 五月号)

北条裕子『美しい顔』(群像 六月号)

町屋良平『しき』(文藝 夏号)

松尾スズキ『もう「はい」としか言えない』(文學界 三月号)

■第159回直木三十五賞 候補作(出版社)

上田早夕里『破滅の王』(双葉社)

木下昌輝『宇喜多の楽土』(文藝春秋)

窪美澄『じっと手を見る』(幻冬舎)

島本理生『ファーストラヴ』 (文藝春秋)

本城雅人『傍流の記者』(新潮社)

湊かなえ『未来』(双葉社)

ビジネス書大賞20182018.5.24

〜大賞〜

SHOE DOG 靴にすべてを。
<東洋経済新報社>

フィル・ナイト/著 大田黒奉之/訳

父親から借りた50ドルを元手に、アディダス、プーマを超える売上げ300億ドルの会社を創り上げた男が、ビジネスと人生のすべてを語る!

〜準大賞〜

世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?
<光文社>

山口周/著

グローバル企業が世界的に著名なアートスクールに幹部候補を送り込む、あるいはニューヨークやロンドンの知的専門職が、早朝のギャラリートークに参加するのは、こけおどしの教養を身につけるためではありません。彼らは極めて功利的な目的で「美意識」を鍛えているのです。なぜなら、これまでのような「分析」「論理」「理性」に軸足をおいた経営、いわば「サイエンス重視の意思決定」では、今日のように複雑で不安定な世界においてビジネスの舵取りをすることはできない、ということをよくわかっているからです。 では、そのように考える具体的な理由はなんなのでしょうか?(本文より)

隷属なき道
<文藝春秋>

ルトガー・ブレグマン/著 野中香方子/訳

オランダの29歳の新星ブレグマンが、「デ・コレスポンデント」という広告を一切とらない先鋭的なウェブメディアで描いた新しい時代への処方箋は、大きな共感を呼び、全世界に広がりつつある。最大の問題は、人間がAIとロボットとの競争に負けつつあること。その結果「中流」は崩壊し、貧富の差は有史上、もっとも広がる。それに対する処方箋は、人々にただでお金を配ること、週の労働時間を15時間にすること、そして国境線を開放することである。それこそが、機械への『隷属なき道』となる。

〜審査員特別賞〜

お金2.0
<幻冬舎>

佐藤航陽/著

「資本主義」を革命的に書き換える「お金2.0」とは何か。2.0のサービスは、概念そのものを作り出そうとするものが多いので、既存の金融知識が豊富な人ほど理解に苦しみます。その典型がビットコインです。あまりにも既存社会の常識とは違うので「今の経済」のメインストリームにいる人たちにとっては懐疑や不安の対象になりやすいといった特徴もあります。そして、それこそが全く新しいパラダイムであることの証でもあります。本書ではまずお金や経済の仕組みから、テクノロジーの進化によって生まれた「新しい経済」のカタチ、最後に私たちの生活がいかに変わるか、の順番に解体していきます。

主な文学賞

小説

ミステリー・SF

児童・絵本

コミック

ノンフィクション

ご当地型

ジャンル特化型