受賞作情報

第76回毎日出版文化賞2022.11.4

〜文学・芸術部門〜

感覚のエデン
<亜紀書房>

岡崎乾二郎/著

世界に可能性はまだあるのか、「芸術」はその問いに答える方法である。時を超えて交錯する思考の運動が、星座のように明晰なる一つの図形となって、新たな知覚と認識を導く。

〜人文・社会部門〜

大久保利通  「知」を結ぶ指導者
<新潮社>

瀧井一博/著

旧君を裏切り、親友を見捨てた「冷酷なリアリスト」という、これまでの評価は正当なのか?富国強兵と殖産興業に突き進んだ強権的な指導者像の裏側には、人の才を見出して繋ぎ、地方からの国づくりを目指した、もう一つの素顔が隠されていた。膨大な史資料を読み解き、「知の政治家」としての新たなイメージを浮かび上がらせる、大久保論の決定版。

〜自然科学部門〜

津田梅子  科学への道、大学の夢
<東京大学出版会>

古川安/著

津田梅子は優れた生物学研究者だった!帰国後なぜ生物学者への道を歩まなかったのか、歩めなかったのか。科学とジェンダーという切り口で描く新しい梅子像。

〜企画部門〜

東京の生活史
<筑摩書房>

岸政彦/編

一五〇人が語り、一五〇人が聞いた東京の人生。

〜特別賞〜

該当なし

第167回 芥川龍之介賞・直木三十五賞 受賞作決定!2022.7.20

■第167回芥川龍之介賞

おいしいごはんが食べられますように
<講談社>

高瀬隼子/著

職場でそこそこうまくやっている二谷と、皆が守りたくなる存在で料理上手な芦川と、仕事ができてがんばり屋の押尾。ままならない人間関係を、食べものを通して描く傑作。心をざわつかせる、仕事+食べもの+恋愛小説。

■第167回直木三十五賞

夜に星を放つ
<文藝春秋>

窪美澄/著

もう何も失いたくない。でも私は、また人と関わりたいと思った。心の揺らぎが輝きを放つ短編集、著者の真骨頂五編。

第167回 芥川龍之介賞・直木三十五賞 候補作品決定!2022.6.17

第167回芥川龍之介賞・直木三十五賞の候補作をご紹介します(作者五十音順・敬称略)。
選考会は7月20日(水) 午後4時から、都内で開催されます。

■第167回芥川龍之介賞 候補作(掲載誌)

小砂川チト(こさがわ ちと)『家庭用安心坑夫』(群像6月号)

鈴木涼美(すずき すずみ) 『ギフテッド』(文學界6月号)

高瀬隼子(たかせ じゅんこ)『おいしいごはんが食べられますように』(群像1月号)

年森瑛(としもり あきら)『N/A(エヌエー)』(文學界5月号)

山下紘加(やました ひろか)『あくてえ』

■第167回直木三十五賞 候補作(出版社)

河崎秋子(かわさき あきこ)『絞め殺しの樹』(小学館)

窪美澄(くぼ みすみ)『夜に星を放つ』(文藝春秋)

呉勝浩(ご かつひろ)『爆弾』(講談社)

永井紗耶子(ながい さやこ)『女人入眼(にょにんじゅげん)』(中央公論新社)

深緑野分(ふかみどり のわき)『スタッフロール』 (文藝春秋)

2022年本屋大賞2022.4.6

〜大賞〜

同志少女よ、敵を撃て
<早川書房>

逢坂冬馬/著

1942年、独ソ戦のさなか、モスクワ近郊の村に住む狩りの名手セラフィマの暮らしは、ドイツ軍の襲撃により突如奪われる。母を殺され、復讐を誓った彼女は、女性狙撃小隊の一員となりスターリングラードの前線へ──。第11回アガサ・クリスティー賞大賞受賞作。

第166回 芥川龍之介賞・直木三十五賞 受賞作決定!2022.1.19

■第166回芥川龍之介賞

ブラックボックス
<講談社>

砂川文次/著

ずっと遠くに行きたかった。今も行きたいと思っている。自分の中の怒りの暴発を、なぜ止められないのだろう。自衛隊を辞め、いまは自転車便メッセンジャーの仕事に就いているサクマは、都内を今日もひた走る。昼間走る街並みやそこかしこにあるであろう倉庫やオフィス、夜の生活の営み、どれもこれもが明け透けに見えているようで見えない。張りぼての向こう側に広がっているかもしれない実相に触れることはできない。気鋭の作家、新境地の傑作中篇。

■第166回直木三十五賞

塞王の楯
<集英社>

今村翔吾/著

幼い頃、落城によって家族を喪った石工の匡介。彼は「絶対に破られない石垣」を造れば、世から戦を無くせると考えていた。一方、戦で父を喪った鉄砲職人の彦九郎は「どんな城も落とす砲」で人を殺し、その恐怖を天下に知らしめれば、戦をする者はいなくなると考えていた。秀吉が死に、戦乱の気配が近づく中、琵琶湖畔にある大津城の城主・京極高次は、匡介に石垣造りを頼む。攻め手の石田三成は、彦九郎に鉄砲作りを依頼した。大軍に囲まれ絶体絶命の大津城を舞台に、信念をかけた職人の対決が幕を開ける。ぶつかり合う、矛楯した想い。答えは戦火の果てに―。「最強の楯」と「至高の矛」の対決を描く、圧倒的戦国小説!

黒牢城
<KADOKAWA>

米澤穂信/著

信長に叛逆した荒木村重と囚われの黒田官兵衛。謎解きと劇的人間ドラマ。本能寺の変より約三年前。信長に叛逆し籠城した荒木村重は城内で発生する怪事件に悩まされる。人質の不審死、旅僧の殺害、裏切り者の影――。村重は幽閉した織田方の軍師・黒田官兵衛に謎を解くよう命じるが――。

第38回織田作之助賞2021.12.20

リリアン
<新潮社>

岸政彦/著

ひとりで街へ飲みに行くのは、誰もいない浜辺でゆっくりと海に入っていくのに似ている。ある夜、男はその飲み屋で働き始めた女と知り合った。親しくなった二人は、大阪を歩きながら互いの身の上を語り合う。ジャズのこと、街の風景、そして今はもういない人々―親密な会話から浮かび上がる、陰影に満ちた人生。街に生きる人々の語りが響き合う、哀感あふれる都市小説集。

主な文学賞

小説

ミステリー・SF

児童・絵本

コミック

ノンフィクション

ご当地型

ジャンル特化型