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「私の頭脳はなかなかのものだ・・・」
意外にも、あなたは自分をほれ直すかもしれません。
短いけど奥が深い60問が、あなたの挑戦を待っています。 |
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本書は世界的な意味でユニークな本です。 |
論理パズルのファンは世界中に大勢います。論理パズルが人を引きつける理由は、論理パズルが「知性への挑戦」だからです。知性的な挑戦意欲をかきたてるからです。
本書も同様に、知性への挑戦の本です。
でも、それだけではありません。
本書は世界的な意味でユニークな本です。
本書がユニークな本である大きな理由は二つあります。
一つは、問題の文字数が極端に少ないという点です。ふつう、論理パズルは多くの手がかりをもとに解く形になっています(10以上の手がかりが示される問題はざらにあります)が、本書では、手がかり数は極端に少なくしました。
もう一つは、内容が凝っている点です。本書の問題は、解くときの味わいを大切にしています。単純で情報量が多いだけの問題(たとえるなら、四ケタの数100個の足し算のようなもの)や、情報量が少ないだけの問題と異なり、問題ごとに工夫が凝らされています。その工夫が「芸術的といえる感動的な工夫」なのか「他愛ない工夫」なのかは、あなたが評価してください。
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〜著者「はじめに」より |
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1)チョコレートの箱
ここにA、B、Cの3つの箱があります。美香が次のように言いました。
「AかBにチョコレートが入っているなら、BにもCにもチョコレートが入っています」
美香は決してウソを言いません。
あなたは箱を1つだけもらえます。あなたがチョコレートをほしいのなら、どれをもらうのが賢明?
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2)3人の女神
3人の女神が次のように述べています。
アテナ「もっとも美しいのはアフロディテではない」
アフロディテ「もっとも美しいのはヘラではない」
ヘラ「私がもっとも美しい」
もっとも美しい女神のみが真実を述べています。
それは誰?
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3)菜々のカゼ
菜々がカゼをひいているとき、絵里香はカゼをひいていません。
では、絵里香がカゼをひいているとき、菜々はカゼをひいていない、といえるのでしょうか?
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4)正直者のナナ
ここに3人(ナナ、舞、ともみ)がいます。
A「Bはナナです」
B「Cはナナです」
C「Aは舞です」
少なくともナナは真実を述べています。3人の名前は?
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5)1つの証言
千佳、典子、あさみの3人がいます。このうち、真実を述べるのは1人だけです。
千佳「典子はウソつきです」
この発言から何がわかる?
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1)うそつき村と正直村
「うそつき村」と「正直村」がある。「うそつき村」の人は必ずうそを言い、「正直村」の人は必ず本当のことを言う。
旅人が村にたどり着いた。その村は「うそつき村」か「正直村」のどちらかである。さて旅人は、その村の住人にたった1つだけ質問をして、「うそつき村」か「正直村」かを言い当てねばならない。何と質問すればよいか?
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2)1、1、9、9で10を作る
1、1、9、9の4つの数字を使って、四則計算(+、−、×、÷)で10を作れ。1、1、9、9を使う順番は問わない。
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3)100円はどこに消えた?
3人の客が1000円ずつ出し合い3000円の品物を買ったが、店主が「少し古いから500円まけてやれ」と店員に言った。店員は500円では3人で等分できないと考え、200円をポケットに入れ、品物と300円を客に渡した。
結局、客は1人900円ずつ計2700円出し、店員のポケットに200円入ったので、合計は2900円である。
さて、100円はどこに消えたか?
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